実際、「紙」ほど実体経済を如実に反映する「素材」は他にはないとさえ、いえるかも知れません。「景気のバロメーター」ともいわれ、需要の伸び率はほぼ国内総生産(GDP)に連動します。また10月から12月の年末商戦の時期や、あるいは3月から5月の決算時期には「紙」の供給量も増えます。年末・年始にページの増える新聞、日々ビジネスで使う書類や、各種のチラシ、製品パッケージなど、一人ひとりの暮らしと密接に関る部分でこそ、「紙」は必要となるからです。暮らしと直結している。だからこそ、紙の流通にはこまやかさが必要なのです。
ロール紙など原料となる紙を需要地に運ぶのは、船や鉄道などの基幹輸送網で大量輸送するのが最適です。しかし、紙は重くてかさばります。新聞社や各種の印刷工場・製函工場・加工工場では、必要な時に必要な量だけ供給されればそれで充分です。この矛盾する要件をクリアするための仕組みが、配送システムと一体化した「倉庫」の存在といえるでしょう。
ロール紙が情報と一体化して新聞になるとき、あるいはボール紙が製品パッケージとして箱になるとき、その背後にあって、こまやかに対応するための仕組みが「倉庫」です。情報や商品などの供給量を最適に保つための、まさにショックアブソーバーとしての役目を「倉庫」が担っているのです。
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