店橋 隆男

Q1.現在担当されている仕事の概要を教えてください。

弊社の3事業部の一角阪神事業部の事業部長を仰せつかっています。阪神事業部といえば、「新聞用紙」です。関西地区(一部岡山、四国含む)の新聞用紙関連の管理を行い、配送、保管業務を行っています。自社車両の大部分が阪神事業部に所属し、その配送水揚は会社全体の大きな部分を占め、利益率は社全体に大きな影響を与えます。又、港湾地区に倉庫を構え、内航船の沿岸荷役を始め、通関を含めた輸入紙の対応も増加しています。この様な多岐にわたる仕事の統轄が私の仕事ですが、一番の仕事は「安全」だと考えています。一日が事故なく安全に終われば、私の仕事の大半が終わっていると感じます。

Q2.入社以降、一番印象的だった事を教えてください。

何といっても、19年前の阪神大震災の経験だと思います。当時私は、入社10年目ほどで、東大阪第三倉庫の所長でした。地震が発生した時間は、自宅で寝起きの直後だったと記憶しています。自宅の被害は少なく、地震の詳細情報もないまま通常通り出社し、倉庫内を確認した時に愕然としました。保管品の一部が、荷崩れし、転倒した貨物を目にしたからです。幸いにも自事業所の従業員は、皆出勤しており、皆で夜遅くまで倉庫内の貨物の片づけに追われたことをよく覚えています。

Q3.谷川運輸倉庫の「ここがスゴイ!」というところを教えてください。

Q2のようにここ一番の団結力も弊社の自慢できるところですが、一番い思うところは技術力の高さです。乗務員さんのロール紙の荷積時の段取りの良さ、倉庫員さんの荷積み、荷卸しの早さ、貨物の取り扱いの正確さ、すべて高い技術の伝承がなされた結果です。又、その根底には常に「安全」の二文字があることはもちろんのことです。

Q4.いっしょに働きたい人とはどのような人でしょうか?

自分にとって刺激になる方でしょうか。上司、同僚、部下にしても私自身が、気付かない部分を指摘していただける方と働けることは会社人として又、人生にとっても重要なことと思います。そのために私自身も他者に対して影響力のある人間にならねばとも思っています。

Q5.今の目標を教えてください。

今年私は、56才になります。今の目標は、自分の後釜(後進)育成に尽きると思います。会社人生の集大成を迎える時期が近づいてくると後身に何を残せるのか。これは、自分が何をしてきたかということにもなります。弊社は、110年続いている伝統ある会社です。今後何十年何百年と会社は継続せねばなりません。その中で何か一つでも足跡を残すことが目標です。